コーチング インストラクター
桂川 融己(Yuki Katsuragawa)
1984年、岐阜県飛騨生まれ。2006年4月、新卒で日本生命保険相互会社に入社。東京本部にて全国2,000人の営業管理職向けの研修の企画、運営、講師を担当。53本の研修に携わる。
思い切って日本生命を退社し、現地採用としてミャンマーの最大手日系人材紹介会社へ転職。2014年1月から生活の拠点をミャンマーに移す。2年間働く中で、日系企業の担当者 1,998人、ミャンマー人3,986人と面談。企業や人の悩み、願望を聞き、それを叶える為のサポートに奔走する。同時にミャンマーの国立大学 9校でキャリアセミナーを開催しスピーカーも務める。
2016年1月、さらなる自由さを求めてフリーランスとして独立。10ヶ月ほど好きな勉強をしたり、世界を周ったりして、自由な時間を過ごした後、日系企業向けビジネス誌「Myanmar Business Partners」のライター兼編集としてジョイン。財閥企業のトップを含む、経営層 50名以上にインタビュー行い、その成功の秘訣を取材、記事を執筆。同時にミャンマー進出を検討する企業や経営者からの相談を数多く受ける。
その後は、動画制作やパンフレット制作などのディレクション業務やSDGs関連イベントの企画・運営などに携わる。
多くの人と話してきた経験や関わってきた人から、一人一人が利己的な思考(囚われ)を手放しながら、真の自分を発揮して、より大きく考え活動することが、世界をよくすることに繋がる、と考えコーチングを学び、プロコーチとなる。
桂川からのメッセージ
自分に真っ直ぐな人を支援したい。
自分の時間・お金・エネルギーを、本当に注ぐべきところに注げているのか?
当たり前の日常から離れ、私自身、こんな事を考えるようになった。
同じような事を考えている人も多いのではないだろうか。
大切にしたいものは人それぞれ
新型コロナウイルス感染拡大の影響は世界中に広がりを見せ、これまでの日常がいかに絶妙なバランスの上で成り立っていたのかに気付かされた。
私は 2014年1月からミャンマーで暮らしはじめ
日本の当たり前が当たり前ではない世界に直面した。
ミャンマーの地では衣食住、すべてが異なっていた。
男性も女性もスカートのような伝統衣装を着こなしていた。
口にする現地料理は、食材も味付けも日本とは大きく異なる。
周囲を飛び交う言葉は理解不能だし、停電や断水が頻発する。
当然、物価や賃金水準、仕事への考え方も異なる。
「お母さんの体調が悪くて看病するので会社を休みます」
「親が仕事をしないでください、と言ったので辞めます」
そんな連絡が始業の直前に入ってくる。
仕事に対する意識の違いも強く感じた。
「もっと家族を大切にしてください」これに似た言葉を、何度ミャンマーの人達から言われた事だろうか。お金を稼ぐこと、仕事をすることよりも「家族」を大切にしていた。
日本では、職場への通いやすさで住居を決めるなど、まさに「仕事中心」で生活を組み立てる人が多い。とりわけ東京でのサラリーマン時代を思い返せば「仕事中心」の世界を生きている人ばかり。大切にしているものは人それぞれ違っていいはずなのに。
一方、ミャンマーでは仕事は人生の一部に過ぎない。仕事をして稼ぐだけが人生ではない。それよりも家族と一緒に暮らし、親孝行をしてあげたい。そんな考え方の人が圧倒的に多かった。日本が間違っている、などと言いたいわけではない。大切にしているものが異なる世界がある事に気付かされたのだ。
大切にしたいもには人それぞれ。違っていいのだ。
大切にしたいものを大切にしたい
そこで自分に目を向けてみた。
「自分自身、何を大切にしたいのか? お金や時間、エネルギーをどこに注ぎたいのだろうか?」
仕事だけに、自分のためだけに、エネルギーを注いでいていいのだろうか?
そんな時「ソウル・オブ・マネー」という本に出会い、お金を使う事もひとつの自己表現である事に気付かされ、どの方向に自分の意図意を込めるか、も意識しはじめた。
お金を幾ら貯めるかよりも「何に使うか」に意識を向けるようになった。
これはお金に限った話ではない。自分自身の時間やエネルギーも同じだ。
世界が平和であってほしい、ミャンマーのために何かをしたい、でも自分は無力だし。
悶々と考えていた中で、出会った言葉が「微力と無力は違う」だ。
微かながらも力は「ある」のだ。「ない」のとは天地の差がある。
微力でもいいから、エネルギーを自分が向けたい方向に注いでいけばいいのだ。
過去は変えられない。既に起こった事をいくら後悔しても何も変わらない。
この先どうなってしまうのだろうか、と未来を憂いてもどうにもならない。
大切なのは「今この瞬間」に何を選択するか、である。
ジェフ・ベゾスがプリンストン大学の卒業スピーチの中で
「頭がいいというのは才能。人に優しいというのは選択。」との言葉がある。
そして「選択をすることは難しい」とも語っている。
わかっちゃいるけどその一歩がなかなか踏み出せない。そういうものだ。
ただ選択すればいいのに、本当は極めてシンプルなのに、それが難しい。
だからこそ、伝えたい。
大切にしたいものを大切にして、自分にまっすぐに生きてほしい、と。
勇気のいる一歩を踏み出すとき、支援者が近くにいてくれれば踏み出しやすいが、
普段は支援してくれる家族や周囲の友人には相談しにくいこともある。
勇気を出して相談しても、反対されることもある。
そんな時、第三者でもあるコーチだからこそ話せる事がある。
さらにいえば、本当は自分の進みたい道が明確だからこそ、
コーチに話す事で意志が固まっていくことがよくある。
本当に自分にまっすぐに生きたい、と思うなら突き進んでほしい。
そして、私自身は真っ直ぐに生きる人を応援したいと考えています。
ピンと来たらお声掛けください。
ちょっと変わった人生を送ってますので、
少し違った視点から気付きを得られるかもしれません。